想いを告げることなど、到底ない方なのに……身分を隠して公爵の読書係になったフィアナ。一時的に視力を失った公爵ギルバートの、毅然とした態度とやさしさに惹かれてしまった彼女。だが公爵の叔父に王位継承権をもつ指輪を探せと脅されていて――「僕のものになってくれ。君が欲しい」ある夜、薬で意識の混濁したギルバー・・・

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